コリドラスの寿命

2021年6月27日

コリドラスは基本的に長寿

 

もふる姿がなんとも愛おしいコリドラス。さて、そのコリドラスの寿命とは一体どれぐらいなものなのだろうか、モフチョの経験則で話をしてみたいと思う。

 

意外と長生き

コリドラスは小型熱帯魚の部類に入るのにもかかわらず、その寿命は意外と長い。

例えば、同じような小型熱帯魚であるカラシン類やラスボラ類等は2年〜3年程度とされているのに対し、コリドラスの場合、5年はおろか10年以上生きる事はザラ。

なんでこんな小さな魚なのに、と思われるだろうが、コリドラスは見た目は小さくとも「ナマズ」の仲間なので、小型熱帯魚の中でもとりわけ寿命が長いのだ。

実際、モフチョの飼ったコリドラスもその例に漏れず、10年以上生きた個体は数多く出現している。あのコリドラス・パンダですら12年も生きた記録があるぐらいなので、決して短命な魚では無いと断言できよう。

ちなみに、今までの最高齢はステルバイの14年が最高。このステルバイはワイルド物として迎え入れた個体だったので、実際にはそれ以上生きていたという計算になる。

また、このステルバイは数いるコリドラスの中でも長寿の部類に入るらしく、中には20年以上飼育していたという飼育者もいるから驚きだ。

 

今いる最高齢コリドラス

話は変わって、今現在、一番長く付き合っているコリを紹介してみよう。

 

 

老いてますます盛んなジュタイ(画像、一番大きい個体)

 

そのコリとはジュタイ(セミロングノーズ種)。

今年で飼育14年目を迎えたこのコリドラスもまたワイルド物として迎え入れた個体なのだが、迎え入れ時からほとんど成長していない点を鑑みれば、実際にはそれ以上生きているものと思われる。

さて、飼育14年目となるとステルバイの長寿記録と並んでいるわけだが、そけだけに、どうしても日々の様子が気になってしまうところ。なんたって御老体も御老体なのだから、状態のチェックは毎日欠かさずに行っている。

ところでこのジュタイ、多少痩せてきた部分はあるものの、動きの方はまだまだ俊敏。他の若手コリに負けじともふっているので、この調子でいけば、よほどのトラブルが無い限りステルバイの記録を塗り替える事になるだろう。

 

長い目で付き合う

……と、このように、コリドラスとは思いのほか長生きする魚なので、実際にコリドラスを飼育する際は、その点に留意しながらしっかりとした飼育プランを立てることが大切だ。

ただ単に丈夫だからといって飼う事を疎かにせず、最期の最期まできちんと面倒をみれば、より一層愛着のある魚になることは間違いないので、日々の観察を怠らず、長い目で付き合ってあげたい魚だ。

 

2021年6月27日コリドラス飼育

Posted by ドン・モフチョ