アートアクアリウムのイベント主に質問してみた

前回、アートアクアリウムについての記事を書いたが、モフチョ的にはどうしても聞いておきたい話しが幾つかあったので、その疑問を直接イベント主に問い合わせてみる事にした。

 

出典:琳派400年記念祭アートアクアリウム城 ~京都・金魚の舞~

 

現在、京都にて「琳派400年記念祭 アートアクアリウム城 ~京都・金魚の舞~(HPはこちら)」が開催されているのを知り、これはいいタイミングだと思って電話をかけてみた。

……が、「イベント内容以外の件についてはメールにてお願いします」との返事が返ってきたので、モフチョは以下の内容で問い合わせをした。

 


アートアクアリウム城 ~京都・金魚の舞~について幾つかご質問させて頂きます。

  1. 金魚の仕入れはどちらから行っているのでしょうか?
  2. 展示に際しての濾過装置(フィルター)はどのようなものを使用しているのでしょうか?
  3. 水質の状態(pH等)はどのようにチェックされているのでしょうか?
  4. 展示中のメンテナンスはどれぐらいの頻度で行っているのでしょうか?
  5. 展示中に死亡する金魚の割合はどの程度の数字になるのでしょうか?
  6. 展示終了後の金魚の予後はどのようになるのでしょうか?

 

全部は無理にしても、最後の展示終了後の金魚達の行く末だけはきっちりとした回答をもらいたいところはである。

さてさて、一体どんな返答が返ってくるのだろうか? モフチョは首を長くして待っていたのだが、意外な事に、その日のうちにメールが返ってきたのである。

うーむ、対応が素早いのは良い事ではあるが、問題はその答の内容。いったいどんなメールが返ってきたのか、とりあえずは以下の内容をご覧になって頂きたいと思う。

 

ドン・モフチョ様

お問い合わせいただきありがとうございます。
あいにく、お答えできかねる質問もございますが、幾つかお答えできるものに対してご返信させていただきます。

メンテナンスに関しては毎日観賞魚のプロフェッショナルスタッフが愛情を持って
行っております。

また展示されている金魚は元々来た金魚の池に戻ったり、時には次の展覧会に移動したり、または我々のストックヤードで飼育したり、となっております。

どうぞよろしくお願い致します。

アートアクアリウム事務局

 

正直、何の答にもなってないような気がしないでも……。実に当たり障りなく、そして曖昧な答。なんだかうまくはぐらされたような感じ。

「もっとハッキリとした返事をくれよ!!」と再度質問しようと考えたが、それじゃクレーマー扱いされそうだし、こんな曖昧な答が返ってきたということは、アートアクアリウムで展示される金魚達は、モフチョが想像しているような扱いをされているんだなと思った。

金魚という生き物を「観賞魚のプロフェッショナルスタッフが愛情を持って扱っている」ならば、もう少し具体的な答を出してくれてもいいような気がしないでもない。

にもかかわらず、こんな煮え切らないような回答しか得られなかったという事は……もうお解り頂けるだろう。

そう、彼等にしてみれば、金魚というものはアートアクアリウム演出を司る為の「道具」にしか過ぎないという事なのだろう。

例え都合の良い玩具にされようと、きらびやかな光の演出をその身を犠牲にしてまで支える金魚達。そんな金魚達に、いったいどんな言葉を投げかけてやればいいのだろう?

モフチョは未だその言葉が見つからないままでいる。

モフチョの戯言

Posted by ドン・モフチョ