フナが産卵!!

金魚・フナ水槽の水が妙に泡立っていた。

 

 

「水質悪化か!?」と思いたくなるほど泡立っていたのだが、原因はこれ。

 

 

実はこの水槽の誰かが産卵したのである。

 

孵化するかは別として、この卵を取れるだけ取って産卵ネットに入れたわけだが、この産卵ネットを入れた日の夜、フナ達がとても騒がしくなった。

今まで初めて見るぐらい活発に泳ぐフナ達。よく見ると、産卵ネット周辺で激しく泳いでいた。

で、翌日。

 

 

産卵ネットの外側にも無数の卵が産みつけられているのを発見。すると「卵はフナ達のものか?」と考えている間もなく、目の前で卵を産み始めてしまった。

 

水面もまたたくさん泡立ってしまい急遽水換えをする事になったが、今度は産まれたての稚魚を発見。慌てて稚魚の何匹かを捕獲し、産卵ネットごとメダカ水槽に移設する事にした。無事に孵るかどうかは解らないが、このままにしておくよりはマシだろう。

その後、プロホースを使って丹念に水換えをすると、底床から尚も無数の卵が…。そりゃ水が泡立つぐらいなのだから、相当の数を産んでいたのだろう。

 

さて、モフチョ家にいるフナは「ギンブナ」だが、このギンブナは無性生殖の一種、雌性発生をする魚である。

雌性発生とは、簡単に言うと雌だけで繁殖することで、ギンブナの場合、他の有性生殖個体の精子さえあれば例え金魚だろうが鯉だろうがドジョウだろうが、どんな相手であろうと繁殖してしまうのだ。

また、雌性発生は雄の形態が全く遺伝されないのが最大の特徴で、例えば今回のケースで産まれてくる仔は金魚との交配種ではなく、全てギンブナ、それも雌の個体のみとなってしまうのである。

ちなみにギンブナの繁殖は初めての事。今後どうなるのか、楽しみが増えた。

 

産卵と繁殖の記録

Posted by ドン・モフチョ