パンクのできもの、切除へ

 

何だかまるで見当のつかないパンクのヒレに付いた「できもの」。このまま放ったらかしにしてもマズいだろうし、思い切って切除する事にした。

※ここから先、人によっては気分を害する画像が含まれるので閲覧注意。

 

原因は全く不明……

結局の所、このできものの原因は解らずじまい。某巨大掲示板でも聞いたが、似たような症状のコリがいたという方から「薬浴効果無し」とのレスを一件頂戴したのみにとどまる。

また、モフチョの実妹が、馴染みの店(ペスカドール)の店長に画像を見せて聞いてみた所、「手で取れるものなら取っちゃった方が良い」とのアドバイスを頂いた。

薬浴効果が無い以上、このできものは切除するのがベター。それがモフチョの選択肢だった。

 

「できもの」を再度確認

まず、できものの様子を再度チェックする。

 

 

できものは条の部分をすっぽりと多い包み、さらにその条から直接吹き出ているような感じなので、手で取る事は極めて難しいように感じた。

そこでひらめいたのが「魚のヒレは再生する」という事。「ならばヒレごとそっくり切り取ってしまえば……」と、要するに手術を施す事を思いついた。

 

切除手術に挑むことを決心

無論、手術によるリスクがあるのは承知の上。傷口からの感染症もそうだが、何よりも魚に多大なストレスを与えてしまうのだから、最悪、それが原因で死んでしまう事もあるだろう。

ただ、パンクの体力のあるうちに手術を済ます事が出来れば、完治する可能性もある。モフチョはそれに賭ける事にした。

切除手術に用意したのはニッパー。ニッパーの刃先をライターの火で炙り脱脂、殺菌した後、水道水でくまなく洗浄して感染症対策を施す。

次にパンクを取り出し、素早くヒレを切除。ここで躊躇してしまうと余計な負担が掛かってしまうので、何も余計な事は考えず一思いにニッパーを握った。

 

「できもの」の正体

さて、できものはこんな感じのブツである。

 

 

ゼラチン状というか、ドローっとした軟質な物体だった。

この状態で条からこすり取ろうとしたが、やはりうまく取れる事は出来なかった。それにしても、なんとも薄気味悪いできものだ……。

 

術後の管理

さて、パンクの術後についてだが、切除箇所から少量の出血が見られたので、感染症を防ぐ意味で塩浴(0.2%→0.1%)はそのまま続行し、さらにグリーンFリキッドを3滴程プラケースに投入して薬浴させる事にした。

 

 

また、片方の胸びれがほぼ丸々無くなってしまったわけなので、バランスを上手く保つ事ができないでいる。

 

 

こんな感じなのでエアレーションを弱めに設定し、余計な水流が発生しないようにしている。

切除手術自体は滞り無く済んだが、重要なのはこの術後の経過。感染症には細心の注意を払い、一日も早く体力を回復してもらう為にも、給餌はすぐに開始する予定。そしてヒレが再生の兆しを見せ始めたら、一日も早く本水槽に合流させたいと考えている。

……と、モフチョの身勝手な判断で、このように惨めな姿になってしまったパンク。絶対に死なす事だけはしたくない。

 

病気と治療

Posted by ドン・モフチョ