黒目が消えた金魚

金魚・フナ水槽にいる赤の和金の目は、両目とも黒目が無い。

 

 

この金魚はいわゆる「撥ねもの」と言われる金魚。「MIX金魚」と銘打たれた区画から選んだ一匹だ。

 

異変に気付いたのは飼い始めてから3年ぐらい過ぎた頃だろうか。少しずつ目の黒い部分が透き通っていき、やがて完全に透明になってしまった。恐らく今は何も見えていないはずだ。

そう言えばこの和金と一緒に白い金魚を買ったが、これは飼育2年目を迎えた時にぽっくりと死んでしまった。病気の兆候もまるで感じられず、前日まで元気に泳いでいたのだから、これは「そういうもの」と割り切るしか無かった。

 

誤解を招く言い方になるが、金魚のような改良品種の魚はその作出(ブリード)の弊害からか、奇形であったり病気がちであったり、そして極端に短命な個体が比較的多い。

ちなみにこの和金は迎え入れて6年目になるが、ここ数ヶ月で急激に老いてきた。先に老いの兆候が見られたカミキンよりも、そのスピードは明らかに早い。どちらが先に死ぬかと考えた場合、和金の方が先に死ぬんじゃないかなと思うぐらいに。

 

かといってどこかに目立った異変があるわけではなく、他の魚達と同様のんびりと過ごしている。どことなく泳ぎ方がとろいけど、餌の時は一生懸命パクつく姿を見せてくれる。

もっと長生きしてくれというのは飼育者のエゴだろうが、これからも元気に、そして天寿を全うしてほしいとモフチョは願っている。

 

金魚と錦鯉

Posted by ドン・モフチョ