各水槽の水質チェック
モフチョ家では基本的には水質チェックはあまりせず、魚の状態から判断する事がほとんど。新規に立ち上げた時や、何かトラブルがあった時は週一ぐらいでチェックする事もあるが、年に数回程度、気が向いた時にしかしか行わない。
ただ、それじゃあまりにもいい加減すぎるだろうし、ズボラなモフチョも一応は水質管理をしているんだぞ、と言う事で今回は全水槽の水質チェックを一斉に行うことにした。
使用した水質チェックアイテム
いつも使用しているのは「テトラテスト6in1」という試験紙。
飼育水に入れるだけで、硝酸塩、亜硝酸、総硬度、炭酸塩硬度、pH、塩素チェックが一度に行える便利なシロモノ。pHに関しては今ひとつ精度がよろしくないようだが、他の数値についてはソコソコの精度がある。普段使いにはこれで十分だろう。
チェック開始
チェックしたのは水換え後2週間目。ちょうど水換えを行うタイミング前で行った。
試験紙の見方は、左から硝酸塩、亜硝酸、総硬度、炭酸塩硬度、pH、塩素の順である。
そして水槽は上から
- 錦鯉水槽
- プレコ水槽
- 小型魚水槽
- クラウンローチ水槽
- 金魚・フナ水槽
- アロワナ水槽
- コリドラス水槽
- メダカ水槽
の順。
当たり前の事だが、全て立ち上がった水槽なので亜硝酸の数値は全てゼロ。硝酸塩については、錦鯉、金魚といった水を汚す魚の水槽は比較的高くなるのは仕方無いにしても、コリドラス水槽が他の熱帯魚水槽より若干高めなのが気になった。
その他に気になったのは、錦鯉、金魚・フナ、メダカの各水槽の総硬度が高めになっていることだが、これはろ材にカキ殻を使用しているため。水質が酸性に傾くとカキ殻に含まれる石灰質やミネラル分が水中に溶け出すので、このように自ずと硬度が高くなってしまうのである。
pHはデジタル式で計測
上でも書いたように、テトラテスト6in1ではpHが正確に測れないので、デジタル式の計測機を用いることにした。
pHも水換え後2週間の数値をチェック。ついでに水換え直後の数値も調べてみる事にした。
ちなみにこの時の水道水のpHは7.3、換水量は概ね1/2である。
水槽の種類 | 水替え前 | 水替え後 |
錦鯉 | 5.5 | 6.8 |
プレコ | 6.5 | 7.2 |
小型熱帯魚 | 6.6 | 7.1 |
クラウンローチ | 4.5 | 6.8 |
金魚・フナ | 6.8 | 7.0 |
アロワナ | 3.8 | 6.7 |
コリドラス | 4.2 | 6.5 |
メダカ | 7.5 | 7.7 |
水換え前のチェックでは、錦鯉、クラウンローチ、アロワナ、コリドラス水槽のpHが低い事に気付いた。
pH調整のために行ったこと
いずれも通常通りに水換えを行っていれば問題は無いのだが、錦鯉、アロワナ、コリドラス水槽については以下の通り環境の見直しを図った。
錦鯉水槽
pH低下の原因はここ一年で魚が大きく成長し、それとともに糞の量が増えてしまったため。また、カキ殻の効力が無くなりつつあると思われるので、フィルター清掃を行った後、新しいカキ殻を今までのよりも多く(約2倍)投入する。
アロワナ水槽
pH低下は毎度の事で想定内。ただ4.0を切る事はあまり無かったので、ろ材を一部見直しする。
コリドラス水槽
やや下がりすぎな印象があったものの、想定した範囲の数値。錦鯉水槽同様に生体が成長した事と、給餌量が増えた事が原因のよう。アロワナ同様、ろ材の一部見直しをする。
いずれも、水換えをサボらなければこれまで通り問題無く維持できるのだが、今回はこんなものを使ってみる事にした。
物入れの片隅に眠っていた、パワーハウスハードベーシックM。
このパワーハウス のハードタイプは、水質を微アルカリ性に傾ける効能があるので、大型魚やディスカス等、pHが下降しやすい魚の飼育にも使われるリング状のセラミックろ材。まさに今回のケースにはうってつけのろ材かもしれないが、実際の効果は使ってみないことにはわからないと思う。
当面は様子見
長期にわたり水質が安定しているプレコ、金魚・フナ、小型魚の各水槽は、全てフジノスパイラル+セラミックろ材といった組み合わせで稼働させている。
これに倣い、他の水槽も同じ構成で稼働させることにした。
まずアロワナ水槽。ここてで使用しているフィルターエーハイム2078は、4つのろ材バスケットから構成されている。
今までは全てのろ材バスケットにフジノスパイラルを投入していたが、そのうち1つをパワーハウスベーシックMに交換することにした。
で、その順番は以下の通り。
- フジノスパイラル13サイズ
- フジノスパイラル13サイズ
- パワーハウスハードベーシックM
- フジノスパイラル10サイズ
ついでにエーハイム2078と同じく4つのバスケットから構成される、コリドラス水槽のエーハイム2075の一台も同様にろ材を変更。こちらはろ材量の関係から一台のみの変更となっているが、時期を見て両方とも同じ構成にする予定だ。
現状、これと言った問題は無いが、この変更で飼育環境がさらに安定してくれれば言うことなし、である。
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