魚の飼育に必要なもの

2021年5月31日

 

いきなり魚を飼うといっても、どんなものをどれだけ揃えればいいのか見当もつかないはず。

そこで今回は、魚の飼育で使用する器具をざっとまとめてみたいと思う。

 

水槽

魚を入れるもの。ガラスやアクリル、プラスチックなどその種類は様々だが、一般的にはガラス水槽がよく使われる。

 

水槽台

その名の通り水槽を置く為の台。水槽サイズに合った専用のものを使う事が望ましい。

 

フィルター(ろ過装置・ろ過器)

水槽内の水を循環させる装置。上部フィルター、外部フィルター、底面フィルター、水中フィルターなど様々な種類があるが、上部フィルターが一番使い勝手がいい。

 

 ろ材(ろ過材)

汚れた水をきれいにする為に使うもの。通常フィルターの中に入れて使用するが、このろ材を入れてから初めてフィルターが機能する。

また、このろ材は材質、形状とも実にたくさんの種類のものが出回っているが、ゴミを濾しとるものは「物理ろ材」、不純物等を吸着させるものは「吸着ろ材」、バクテリアを繁殖させるものは「生物ろ材」と主に呼ばれている。

 

エアポンプ

水槽に酸素を送り込む器具。エアチューブの先にエアストーンを付けて使用する。底面フィルターを使う際に使用する事もある。

 

水槽保温器具

魚の飼育では「ヒーター」と呼ばれるものがこれにあたる。高水温を好む熱帯魚には必要不可欠。また、極端に冷え込む地域では金魚にも使用する。

 

水温計

水槽内の水温を計測する。

 

底床(ていしょう)

底砂(そこずな・ていさ、とも)呼ぶ。

水槽の底面に敷く砂や砂利、土壌のこと。見た目の演出効果を果たすだけでなく、水質を安定させる働きもある。ちなみにこれらを敷かない水槽のことを「ベアタンク」と呼ぶ。

 

照明器具(ライト)

水槽内を照らす。魚の観賞をしやすくしたり水草育成するのが主な目的だが、時に魚の体色を良くする(色揚げ)ために使うことも。

 

水質調整剤

水道水に含まれる塩素を中和させるものから、pHや水の硬度を変化させるものまで多種多様だが、塩素を中和させるものだけは必ず用意する。

 

人工資飼料、生餌、冷凍餌等、魚の好みに合ったものを使う。

 

まとめ

これらを揃えれば大抵の魚は飼育出来てしまうが、「とりあえず」的に器具を揃えてから魚を選ぶのではなく、飼いたい魚を決めてからそれに見合った適切な器具を揃えることが大切だ。こうした方が失敗も少ないし、なにより魚にとってもプラスになる。

ただ、最初はどういったものを使えば良いのか全く解らないんじゃないかと思う。前回も話したように、水槽飼育に「絶対」という基準は無いに等しいからだ。

また、この選択基準は飼育者によって異なる部分が多いので、書籍なりネットなりを参考にしつつ、拘りや偏見を持たずに「広く、浅く」取り入れることをオススメしたい。

 

 

2021年5月31日飼育の基本

Posted by ドン・モフチョ