クラウンローチ、死す
今朝方、長年連れ添ったクラウンローチ(ヤセの方)が死んでしまった。
朝の餌やりの際、アロワナが妙に騒がしくしていた。こんな時は何かがある、それがモフチョ家の七不思議だったりするのだが、クサ子がクラウンローチ水槽に赤虫を入れると、いつも現れるはずのヤセの姿が見えなかった。
そしてクラウンローチ水槽の中をくまなく覗くと、流木の脇で寝そべるクラウンローチ(ヤセ)を発見する。
クラウンローチは横になって寝る魚。飼い初めの頃、その寝姿を見てよく驚かされたもの。そんな背景もあり、クサ子は
と水槽を軽く叩いてヤセを起こそうとした。ただ、ヤセは二度と目を覚ます事は無かった。
今年に入ってから、どことなく老いを感じていたヤセ。いつかはこんな日が訪れるかも知れないと腹をくくってはいたが、いざ死んでしまうとやっぱり寂しい気持ちが出て来てしまう。
そう言えば昨日、ヤセはいつもとちょっと異なる行動をとっていた。
シェルターの中に入ってもずるずると身体がずり落ちてきてしまう。
いつもはしっかり中に入って寝るのだが、どうもしっくりとこない様子だった。そして昨夜は昨夜で、まず姿を見せる事のないヤセが、どういうわけか水槽前面に出て来ていた。
見た目にこれといった異常は無く、普段と少しも変わらない姿だったが、ヤセなりに死期を感じ取っていたのだろうか……。
今年で飼育11年目を迎えたヤセ。恐らくは寿命だったのかもしれないが、元気に赤虫を食べる姿が今も鮮明に焼き付いているだけに、少々肩透かしを食らった気がしないでもない。
これで残る古株はデブのみ。こちらはヤセとは違って警戒心の塊のような個体だが、ヤセ亡き後は、この水槽の主役を積極的に担ってほしいと思う。
ヤセ、長い間ご苦労さん。あの世でもお元気で。
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