フィルターに予期せぬトラブルが発生
小型魚水槽で使用しているフィルターにトラブルが発生した。
小型魚水槽で使用しているフィルターはエーハイムの2234と2233の二機で、トラブルが発生したのは2233の方。2233側の排水が出ていなかったのを不思議に思い、慌てて本体をチェックしたところ、ヘッド部が異様に発熱している事に気付いた。
まずヘッド部を取り外す。この時点で異常は見られずも、ポンプ室カバーをあけてみると、何やら黒いブツがポロリと出てきた。
その正体はスピンドルを支えるスピンドルラバー。この支えが無くなったインペラがヘッド部に引っ付いてしまった為、排水を正常に行う事が出来なかったのだ。
ここで厄介だったのは、インペラが固着して取り外せなかった事。このインペラが正常に回転しないせいでヘッド部に負荷が掛かったのだろう、その負荷熱で固着してしまったようなのだ。
さらにこの後、インペラの収まる部分から湯気が立つのを確認。固着したぐらいなのだから、相当な熱さになっていたのだろう。このまま放っておいたら、最悪ヘッド部が発火していたかもしれない。そう考えると、大事に至らなかったのは不幸中の幸いだと思う。
さてこの小型魚水槽、2234単機でも何とか稼働する事は出来るかも知れないが、物置の片隅に眠っていた2071を復活させて使う事にした。
ろ材は2233のものをそのまま移設し、足りない分はフジノスパイラルを追加する事に。
パイプ、ホース類は径が異なるので改めて配管を施したのだが、2071は流量が2234の倍(1000ℓ/h)にアップする為、水流が強くなりすぎないよう、シャワーパイプの穴の数を増やし、さらに径を大きくする改造を施した。
急なトラブルで焦ってしまったが、とりあえず本日中に二機体勢で稼働させる事には成功。生体にはそれほど影響は無いものと思うが、トラブルがトラブルだけに、しばらくの間は注意深く動向を見守るようにしたい。
最後に余談を。
実は今回トラブった2233はパーツを交換して2234化して使っていたものである。
2234化にするメリットは、流量のアップ。2233の流量は480ℓ/hだが、インペラを2234用のものに交換すると2234同様500ℓ/hの流量を稼ぐ事が出来るのだ。
この改造に必要なのは、インペラとスピンドル/ラバーのパーツ。基本的にはこれを交換するだけでOKだが、ラバーは大きさが若干異なる為、2233用のものをそのまま使用しなくてはならない。
で、今回のトラブルの落とし穴はここに潜んでいた。
現在、2233はカタログ落ちしている事から解るように、少々型が古いものである。そしてこの2233もまた、購入してから約10年ほど使用している古いもの。
となれば劣化するパーツも出てくるわけで、ラバーも然り、きちんと交換しなくてはならないパーツなはずであったが、その改造時に新品に交換する事無く、古い物をそのまま使用してしまっていたのだ。
まさに生じるべくして生じてしまったトラブル。トラブルを未然に防ぐには、定期的にメンテし、消耗品の交換も定期的に行う事がとても重要だ。
また、この手の改造等は、自己責任のもときちんと行わなければならないと再認識させられた。
ディスカッション
そんなコトが起きるんですね!
ホント、大事に至らなくて良かったです
しかもちゃんと予備機持ってるとこもさすがですね!
予備で2071・・・贅沢~(笑)
>ひろさん
このまま気付かず放置していたら…そう思うとぞっとしました。この2071は予備機というより、単に出番が無かったものでして…(汗 活躍の場ができて良かったですが(笑