2匹の死が語るもの

「水が合わない」という言葉があるが、魚にとってはそれは即ち「死」を意味してしまう。

 

かなり痩せてしまったコンコロール……

 

先週、コンコロールとスーパーエクエスがそれぞれ1匹ずつ死んでしまった。コンコロールは12月に3匹迎え入れたうちの1匹で、水槽投入後に気絶した個体がそれ。

同じ日に迎え入れた1匹も元気が無く、この2匹を一緒に隔離していたが、隔離後ほどなくして死んでしまった。かなり痩せていたので、原因は単なる衰弱死だと思う。もう1匹は辛うじて元気を取り戻したので本水槽に投入したが、冒頭の画像のようにこの個体もガリガリに痩せてしまった。

スーパーエクエスは先月23日に迎え入れたコリドラス。特段弱った様子や身体の異常は見受けられず、死因は全く持って不明。突然死というやつなのだろうか。

 

目で見て解るような症状があったのであれば話は別だが、こんな時は単に「弱い個体だった」と片付けるようにしている。人間でも同じ事が言えるが、生を受けた全ての魚が健康に成長するとは限らないのだ。

深く掘り下げれば何か原因が見えてくるのかも知れないが、一般的な飼育環境ではそれも限界がある。

特に今回のように、同じ日同じ場所で買った他の個体が元気でいる以上、個体差があったとしか理由がつけられない。ならば、あれよこれよと素人の浅知恵で飼育環境を弄ってリスクを増大させるよりも、そう割り切って何もしない方が「吉」と出る事が多かったりするのだ。

・・・と、いろいろ考えてしまったが、先ずはなにより死んでしまった魚達の冥福を祈りたいと思う。合掌。

 

コリドラス

Posted by ドン・モフチョ