ニッソーエアポンプ『HPα-10000』のメンテナンス
1年間ノーメンテの状態
今月、購入から1年目を迎えるニッソーのエアポンプ『HPα-10000』。
ここまでエアフィルターを一度交換したのみと、ほぼノーメンテで稼働させてきたが、新品時よりも少々音が出始め、エアー排出量が若干落ちてきたように感じたので内部パーツの交換をした。
ニッソー AQ-90 ポンプパーツ HPアルファ-10000用
ぶっちゃけた話、このまま稼働させても何の問題も無いレベルだが、まだ一度もバラした事も無いし、交換部品が手元にあったので、半分は興味本位でのメンテナンスだ。
構造は意外とシンプル
説明書が見当たらなかったので適当にバラす事に。
本体裏面にはビス穴が計5カ所。これを外すと、上側のケースが外れる。
ケースを外すと、そこにはゴムの仕切りが。このエアポンプの静かさはこのマットにあるのだろうか。
で、このゴム仕切りを取り外すと、
このようなユニットが現れた。これがエアポンプの心臓部。
エアーの出が悪い、音が変といった不具合の原因は、9割方がこの部分のトラブルによるもの。ここをメンテないし交換すれば、そういった不具合はほとんど解消できる。
内部ユニットの取り外し
そんなわけで早速このユニット部を取り外すのだが、
丸印の部分のビスを外すだけで簡単に取り出せる。
ユニット部とゴムで出来た排出口は、単なるはめ込み式なのでこれまた簡単に外すことができる。
すると、中からこんなフェルトが出てきた。
多分これは内部エアフィルターなのだろう。
次に、ダイアフラムを外しユニット部のネジを外す。
ユニット部は丸印の箇所、反対側と合わせて計4本のビスで止まっているが、こいつをバラすと
こんな感じになる。ここでもエアフィルターが計3枚使われている。ちなみに画像右の四角いものはゴム仕切りである。
ところで内部で使用されていた計4枚のフィルターだが、新品と比較するとここまで汚れていた。
パッと見ただけでも相当目詰まりしているように見受けられ、エアー排出量に多少なりとも影響が出てしまっていたものと思われる。
新品パーツに交換
後は各種パーツを新品に交換していくだけなのだが、ダイアフラムの取り外しが少々厄介だった。
ナットで止めているだけのシンプル構造なのだが、このネジ山部分にはビス止め剤が塗られており、ナットを回してもビスと一緒に回ってしまうものもあるので、取り外しにはダイアフラムを切るなどしてビスの頭を出してやる必要がある。
まとめ・かなり耐久性は高そう
水心シリーズのメンテとは異なり今回は全てを新品と交換したわけだが、消耗品のみを効率良く交換出来る点はポイントが高いと思う。
また、ポンプ自体の作りはゴチャゴチャとせず、各種パーツもシンプルかつしっかりと作り込まれており、例えば水心によく見られる、汚れによるシリコン弁の付着等は少しも見られず、耐久性の高さも感じた。これならば末永く愛用できそうだ。
と、ここまでこのエアポンプを使ってきた感想だが、100点満点と言うとニッソーの提灯持ちのように思われてしまうだろうが、それに近い物はある。十分満足できるレベルだ。
ただ、まだ一年しか使っていないのでこの評価は暫定的なもの。たまたまトラブルに見舞われなかっただけかもしれないし、このエアポンプについてはこれからも定期的に記事にしていきたいと思う。
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